2010年ごろから、日産リーフ・三菱自動車のi-MIEV(ミーヴ)など電気自動車が販売されてきていますが、日本にも過去に電気自動車が製造されていた時代がありました。
戦後の日本は統制による深刻な石油不足。そこでガソリンに代わる動力として電気自動車が注目されたのです。

←1947年、戦時中航空機を製造していた立川飛行機(後の「たま電気自動車」)の技術者が開発した「たま号」という電気自動車。

1回の充電で
航続距離 65KM
最高速度 30km/h

 

 

他にも、「たまセニア」「たまジュニア」なども開発され、航続距離も200km、最高速度55km/hまで伸びました。
1948年~50年まで毎年300台も製造!!
・・・しかし、1950年に勃発した朝鮮戦争で、バッテリーの材料の鉛の価格が10倍近くに上がり、製造が困難に…
一方、ガソリンの供給が安定してきたため電気自動車は姿を消していったのです。

そして、その後に「たま電気自動車」は「プリンス自動車」と社名を代え、「日産自動車」と合併し、現在もまた電気自動車の一時代が始まろうとしています。