2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、あらゆる分野・産業でさまざまなチャレンジがおこなわれています。
今回は石油業界での取り組みとして「合成燃料」の開発をご紹介します。

合成燃料は、CO2(二酸化炭素)とH2(水素)を合成して製造される燃料です。
原料となる二酸化炭素は、工場の排出ガスや大気から回収します。
もう一つの原料の水素は、水から水素をつくる「水電解」などで調達します。

こうして製造された合成燃料は、原油にくらべて硫黄分が少ないという特徴があり、燃焼時にもクリーンな燃料となります。

また合成燃料の大きな特徴として、これまでの化石燃料と使い勝手が変わらないので、既存の製油所設備も転用でき、燃料を使用する自動車も既存のものがそのまま使え、災害対応のための長期貯蓄もできるなど様々な可能性が期待されています!!